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夏にぴったり『砂の上の1DK』読んでみた

枯野瑛さんの新作

新作とはいえ、もう発売から1年近く経っている。私は10年以上前のライトノベルも読むようなタイプなので、1年前は最近だと思っている。

枯野瑛さんと言えば、私は『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』のイメージが強い。

とりあえず、終末という単語が入っている作品には手を出そうと思い、読み始めたのだが、筆者の求めている終末ものではなかった。それなのに、結局読み進めてアニメまで履修してしまった。

いや、『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』について書き始めると紙面が尽きてしまうからやめておこう。(ブログだから紙面の制限ないけど)

砂の上の1DK

読んだのは『砂の上の1DK』。表紙がとても綺麗。

これは1冊で完結する小説として書かれている。筆者は長々と続くシリーズものよりも、5巻程度で気持ちよく終わってくれる作品が好きなのだが、皆さんはどうだろう?良ければコメント欄にでも書いていただけると嬉しい。

世界観

普通に現代社会が舞台... なのだと思う。流行り病に関する描写が出てきて、遂にコロナが物語の世界にも入ってきたかと少し驚いた。ちなみに、季節は夏。まさに今読むべき一冊だ。

ストーリー

とある生命の五日間の話だが、少し盛り上がりに欠けるというか、ラノベっぽくない。

ライトでなく一般小説でもっと重く書いてほしいと感じる。しかし、そんな内容をライトノベル一冊でサクッと消費できてしまうのだから、贅沢だと言えないこともない。

文章が美しい

癖がないのが癖というか、淡白な文章で私は好きだ。

(但し、少しくらい読みにくい文章の方がキャラクター性が出るし、本の世界に入りやすいのかなとは思う。)

おすすめ?

私はそれなりに満足したが、好みが分かれる内容だと思ったので、手放しに「おすすめです!」とは言えないかな。